電子書籍の現状

昨日、電子出版制作・流通協議会というのが発足されたらしい。

www.aebs.jp/

89社もの出版社が参加する電子書籍の流通などの整備を目的に設立された組織で、アメリカでキンドルなど取りざたされていてそれらに対抗する為に作られたようだ。ということは、携帯端末向けの、ってことなのかな？　いや、まさかね。

寝たきりの人間にとって、電子書籍の充実は非常に喜ばしい。私のような本好きにとっても願ってもないことだ。四年近く前に寝たきりになってからは読みたい本はたくさんあるのに我慢し続けている。なぜかって？　そりゃあ、自分で本を開いたり出来ないからだ。病院でも一応は読ませてくれることになってるが、週３０分が関の山。現実は厳しいのだ。

特別本好きでなくとも寝たきり患者の大多数が本を読みたいはずだ。寝たきりだと出来ることがかなり限られる。私のような筋ジスの人の場合は指先だけは辛うじて動くのでパソコンのマウスは操作できる。パソコンの簡単な操作はできるので、電子書籍が充実すれば楽しみが増える。元々出来ることが少ないのでとても良いことなのだが、上述の組織は商売至上なので障害者のことなど微塵も考えてないだろう。本当に良い結果になることを望むしか出来ないのは心苦しい。さて、いったいどうなることやら。