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と、今さら驚いてみる。そして「ベン・トー」新刊を読む前にまとめ買いしていた旧刊の感想でも。全部で8冊あったのだが、文字の密度が尋常じゃなく多かったので予想以上の時間がかかった。もし読む場合は色々と覚悟がいる作品だ。というわけで。

「ベン・トー サバの味噌煮290円」

スーパーの半値印証時刻に行われる半額弁当争奪戦がこの物語の全てだ。狼と呼ばれる猛者達による熾烈を極めた戦い……その後に食される弁当の味が事細かに描かれる。マジなのかギャグなのかいまいち掴めないが。

主人公の佐藤洋が半値印証時刻にスーパーを訪れ、その戦いを目にしたところから始まる。白粉花や槍水仙と出会い、HP同好会に入り、幾多もの戦いを経て狼として成長していく。それらの戦いやドラマが笑いや感動をもたらしてくれるのだ。


何だかんだと巻を重ねるごとに色々な女の子と仲良くなっていく。だがけしてラブコメ展開にはならない。槍水は先輩として、白粉は佐藤をネタとしてしか見ず、一番親しい著莪は一見求めているようにも写るがやはり家族として、沢桔姉妹に限っては恩人であり戦友、他にも何人とも知り合うが妄想だけが先走って実を得られていない。唯一男として求めてくれた広部さんもこの先接点があるのか怪しい。尚かつ、”変態”の2つ名が新しい出会いの足かせとなっている。本人はロリコンでも変態でもマゾでもなく、スケベでへたれな思春期の男の子だ。で、結局のところ佐藤は誰が本命なの?

本作は著者の趣味なのか終始セガのことが熱く語られている。また、時折(しょっちゅう?)語られる白粉の腐女子な趣味など、とにかく強烈だ。そういうことを軽く流せるぐらいでないと読むのは難しい。それなのになぜアニメ化? と首を傾げてしまう。映像化するにあたっては、どの程度まで表現が許されるか楽しみではある。ついでに新刊も。早く手に入れなければ。
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男性
誕生日:
1981/01/19
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アニメ鑑賞 ゲーム 読書
自己紹介:
難病筋ジストロフィーを病気に持ち、専門病院で療養している。というと可哀想に聞こえるが、テレビやパソコンを自由に出来るため、楽しく生活している。そのため、趣味に事欠かない。
体力的、機能的に制限があるので本当の自由とは言えないが。
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