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アニメもつい先日終わったばかりの作品を紹介。そういえば、発売したのは一月以上前なんだよな。

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 8」

前巻で京介が自らのシスコン具合を露呈させ、桐乃と付き合ってるなどと勘違いする輩が生まれたりしたが、今巻は反対に妹の桐乃がブラコンであることを認める話……なんだけど、京介と黒猫の甘~い話ばかりで途中まで真実に気付けずにいた。すんなり恋人が出来るとは思っていなかっただけに、驚きと共に「なるほど」と納得できる結末が待っていた。

一時的にとはいえ京介に彼女が出来たことで、周囲に変化が起き始める。あれだけ敵視していたあやせが戸惑いつつも自分の気持ちを表に出し、麻奈実の警告や黒猫の終わらない”儀式”など女難の相が消える気配がない。強烈な小姑の目をかいくぐり京介を射止めるのが誰なのか、いましばらく結論が見えそうにない。

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「パパのいうことを聞きなさい! 7」

昨年アニメ化した”迷い猫……”の著者が並行して書いているホームコメディ。なかなかどうして深い話である。

両親が航空事故で行方不明となった小鳥遊3姉妹。親族会議で離ればなれにされそうになったのをまとめて引き取ったのは、母方の叔父である瀬川祐太だった。だが、祐太はまだ19才の大学生。収入も少なく、それが原因で様々な問題が起こり、何とか生活を続けている。祐太は3姉妹のパパであろうと懸命になるが、1番の問題は長女の空と次女の美羽は血の繋がらない姪であることか。それを1番意識してるのが空だ。初めて祐太に会った時から抱き続ける恋心……家族であるが為に素直になれない気持ち……そして、祐太には大学に憧れの先輩がいる……。一緒に暮らす家族、大学の仲間達、周囲を巻き込んで繰り広げられるドタバタコメディ。家族との絆を考えさせてくれる良い物語だ。今巻はそんな彼らの始まりのエピソードを様々な視点から描く番外編だ。第1巻を振り返りながら楽しむと良いだろう。

この物語には多くのヒロインが登場する。結論が出ずに終わりそうな気がするが、その予感には目をつぶり、おすすめキャラを紹介。2巻からの登場のお向かいさん、北原栞。思い込みが激しいと紹介される彼女だが、誤解が解けてからは良き理解者として陰から支えてくれている。高校生で年下だけど、お姉さん気質で祐太の好みに近い気がする。文中で何度も”可愛い”と賞されるし、相性が良いはず。残念なことに祐太は熱を上げている相手が他にいるし、彼女に嫌われていると思っているので難しいことこの上ない。ちょっと可愛そうな栞ちゃんである。

他のキャラも可愛くて魅力的で、そんな彼女らに囲まれて羨ましい祐太も、ラブコメの主人公であるが為に恋心に疎く、そういう意味では予想が出来ない。やはり悪い予感が……。というわけで、唯一血縁関係であるみんなのアイドル、三女ひなの成長を見守りつつ応援するのが1番。それが後腐れ無い……かな。





初見の人はこれから読んでね。

「半熟作家と”文学少女”な編集者」

文学少女シリーズの最終巻……ていうか番外編なので、主人公は広葉ではない。タイトルにある通りの半熟作家・雀宮快斗とその編集者の(大人になった)遠子先輩の話。話の端々に井上ミウの名前が出てくるので、後日談の意味合いが強いのかな。

快斗はお姉さんに惚れやすく、思い込みも激しいタイプ。遠子に告白しようと四苦八苦して撃沈していく様はおかしい。また、デビューと同時にブレークした為か鼻っ柱が強く、未熟なのを認めて作家として成長していく様は頼もしい。それを促した遠子の手腕は目を見張る物がある。

本編のファンには気になる広葉と遠子のその後、それと成長した菜乃のことも描かれていたりと見所も多く、最後を締めくくるに相応しい物語だ。
…………

…………はっ?! また油断してサボってしまった。てなわけで。

「さくら荘のペットな彼女 5」

凡人・空太と天才・ましろの2人を中心に、変人揃いのさくら荘を舞台に繰り広げられるラブコメ。ましろに追いつこうと目標を定めた空太。だが、その距離に違和感を覚え始めたましろが右往左往するのだ。

今回は、空太の帰省から始まるのだが、そこにましろや七海や美咲先輩がついていくことになり、ブラコンの妹の優子が大慌て。ましろとの戦いがかなり面白い感じに仕上がっている。

また、大きな問題を抱えていた仁と美咲の間にも変化が。さくら荘の面々が人生の転機に立つ重要なエピソード。彼らの関係が、人生がここからどう変わっていくのか。目が離せない。

最近、すっかりサボリ癖がついてしまって、日記の更新すらままならなくなっている。たまにはと思い立ち、最近読んだ小説の感想を小出しに載せようかと。で、第1弾は↓


「夢魔さっちゃん、お邪魔します。 1」

主人公である夢野尚史の夢世界が壊されたという事実から始まり、夢世界と現実世界の両方から解決の糸口を見つけていく。そこに何人ものヒロインが関わってくる、という話。そのヒロイン達が個性的で、とても笑える。

第1のヒロインは、夢魔のさっちゃん。夢世界に度々現れるおかしな少女で、尚史を助けてくれる重要人物。相方のバクとの漫才は意味不明。

第2のヒロインは、バク(オス)。なぜヒロイン扱いなのかは読んで確かめて。バクは悪夢を食べてくれるみんなの味方。

第3のヒロインは、幼馴染みの枕木現。今回の最重要人物。非の打ち所がない少女だが、物語が進むにつれて性格が反転する難しい子。

第4のヒロインは、部活の部長、今野覚。美人で天才なのだが、とてもイタい子。何だかんだと尚史の支えになってくれるのだが……まあ……その……。

他にも個性的なキャラが物語を彩ってくれる。特に、彼女らとの最後のやりとりがとても面白かった。今から続きが楽しみだ。
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やっちん
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43
性別:
男性
誕生日:
1981/01/19
趣味:
アニメ鑑賞 ゲーム 読書
自己紹介:
難病筋ジストロフィーを病気に持ち、専門病院で療養している。というと可哀想に聞こえるが、テレビやパソコンを自由に出来るため、楽しく生活している。そのため、趣味に事欠かない。
体力的、機能的に制限があるので本当の自由とは言えないが。
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