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某国営放送局は何の関係もなく、引きこもりから抜け出そうという話。 ひきこもりの佐藤達広を中原岬が更生するという、良さげな内容なのだが、岬には色々と問題があり……。2人は人生を嘘で塗り固めて生きてきたため、人格崩壊寸前まで心が病んでいる。で、岬は自分よりもダメそうな達広を見つけ、あるプロジェクトを開始する。最高の幸せを手に入れ、それを捨ててどん底に堕ちるという。 最初の方はとにかく笑えた。何だかんだ言いつつ、岬は達広が好きになるのだ。達広の母親に会ったときも、その後の嘘のデートでも、花火大会に誘うときも。随所で彼女の気持ちが伝わるが、嘘をつくことしかできず、歪んだ愛情を向けてしまう。ここで2人が少しでも素直になればうまくいくのに。重度の精神障害が邪魔してさらに悪循環を生んでいく。 右往左往し、単行本8巻もかけて、ようやく相手を失いたくないと感じるようになり、少しだけ素直に、一歩前に進む勇気を持つ。ひきこもりから抜け出したとは言えない結末だし、2人は結局つき合うのかもはっきりしない。ただ、嘘で塗り固めた人生から少しは抜け出せた。ただそれだけだ。 8巻もあってほんの少ししか話が進まないなんて、読者をなめてるようにしか思えない。ギャグ、引きこもりからの脱却、歪んだ恋愛と3つの軸があるが、何を主軸にしてるのか分からない。軸を1つにすればもっとしっかりした話になったのにな。まあ、消化不良だが、笑えたから良しとしよう。 ひきこもりは私にとってけして他人事ではない。病気で、寝たきりで、ずっと入院し、ほとんど出かけず、人とあまり関わりたくないとさえ思っている。病気だからと思う人もいるだろうが、それは違う。同じ病室のA氏は友達がたくさんいるし、社交的だし、出かけるのも好き。彼にとっては病気は足かせにしかならない。だが、私の場合は病気で自由はなくとも生活は保障され、介護や看護で必ず人と関わる。病気は、まっとうな人としていられる救いの手なのだ。病気だから辛うじて引きこもりにならずにいられる。ひきこもりとは私の側に常に存在している物なのだと。 |
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プロフィール
HN:
やっちん
年齢:
43
HP:
性別:
男性
誕生日:
1981/01/19
趣味:
アニメ鑑賞 ゲーム 読書
自己紹介:
難病筋ジストロフィーを病気に持ち、専門病院で療養している。というと可哀想に聞こえるが、テレビやパソコンを自由に出来るため、楽しく生活している。そのため、趣味に事欠かない。
体力的、機能的に制限があるので本当の自由とは言えないが。
体力的、機能的に制限があるので本当の自由とは言えないが。
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