なのは前作制覇！

魔法少女リリカルなのはStrikerSの放送が終わる前に、前の作品を見てしまおうと頑張った結果、1作目と二作目を見終わることに成功した。そのおかげか、StrikerSでのフェイトの「なのはに助けられた」というセリフの意味が分かったし、はやて達との関係も分かった。何より、ユーノくんという存在の大きさが分かった。なにせ、劇中では出番が少なく、突然現れたと思ったらなのはといい雰囲気だし。もし、前作を見ていなかったら、ちんぷんかんぷんのままでいるところだった。おかげで、内容を充分に楽しむことが出来る。 ちなみにここからはネタバレなので、本作を見てない人は読まない方がいいかも。

ユーノくんは、なのはが魔法と関わるきっかけを作った。最初はフェレットの姿で、彼女の家で飼われる（？）ことになる。ユーノくんが人間の男の子とは知らず、なのはは平然と着替えたり、友達と一緒に温泉に入ったり。その時のユーノくんの慌てようは……。時空管理局と関わることになり、ユーノくんが人間だと知ったときのなのはの驚きは……。そして、なのはがクロノくんに笑顔を見せたときのユーノくんの反応は……。２人のやりとりは、見ていて気持ちを和ませる。どんなに辛いときも共に立ち向かい、信頼を勝ち得ていく。そんな２人が、恋心を抱くのは必然だろう。

２作目の最終回で、事件を解決して家への帰り道、雪の降りしきる中、恥ずかしそうに別れを惜しむ。この時に、お互いの気持ちを知ったのだろうか。この時、２人は９歳。この六年後のエピソードが続けてあるのだが、なのはにしょっちゅう会ってるユーノくんをクロノとエイミーが冷やかすのだが、その時彼は進展はないと答える。確かに、StrikerSでの２人の雰囲気は、友達以上恋人未満のそれだ。出会って十年、気持ちを暖めるのはいいが、２人ともいい加減にしろよ？！

一番驚いたのは、フェイトとはやてが戦う対象だったということ。フェイトは母の目的のために。はやては、病気で命を落としかけている彼女を救おうとするヴィータ達と。それが、今では全員同じ部隊で共に戦う仲間になった。特に、フェイトとはやてとは大の親友に。

StrikerSだけでは分からないことが多い。いくら話が独立していても、設定の部分で以前の話が必要になる。当たり前のことだけど、物語は最初から見る物なんだな。今さらそのことを痛感した。