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ようやく最終話を迎えた鋼の錬金術師。全64話という微妙な話数で終わったが、原作が終わるのを待って最後までしっかりと描いたからの結果だ。昨今は中途半端で終わったり、つまらないオリジナルストーリーを織り交ぜたりする作品が多い中、本来あるべきアニメ(原作有り)の形を示してくれた。とはいえ、所々に簡略化された跡はある。例えばヨキの初登場シーンとか。炭坑の話はごっそり省かれ、再登場の時にフラッシュバックで語られるだけ。原作を見ないと分かり難かったりするのは、前述のくだらないアニメ化のせいかも。

いやー、実に良い最終回だった。1話かけてじっくりとその後を描く。やはりアニメはこうでないと。

一番印象に残ったのは何と言ってもエドのプロポーズ。俺の人生を半分やるからお前の人生を半分くれ、って。やはりどこまで行ってもエドはもやしだな。一世一代の大舞台で等価交換、ってそんな錬金術の真理を持ち出すなんて。そんなエドの言葉に対してウィンリィが返した言葉が実に印象に残った。とても恥ずかしいセリフではあるけど、ウィンリィの愛の深さを感じ取れる言葉だ。

再び旅に出るエドを見送るウィンリィ。じっとしてる男なんてつまらないと言いながらもやはり寂しいんだろうな。だが、以前の旅とは違い、エドは必ず帰ってくる、その想いが二人を繋げたままにしてくれるはずだ。

ラスト、あの2人の子供はエドとウィンリィの子供かな。アルとメイが一緒にいるのはやはりそういう関係か。キメラのおっさん達は……人間に戻れたのかな。あのままサーカス団にでも入れば面白いのに。そんなこんなでハッピーエンドになって良かった。

エドは片腕片足を無くし、アルは魂だけを鎧に定着させ、そうして始まった体を取り戻す旅。アメストリア全土を巻き込む戦いの末、最強の敵を倒し、神に打ち勝ち、体を取り戻した。何度むごい目に遭おうとも逆境に立ち向かい、それを無事に乗り越えた。多くの犠牲の上ではあるけど、それ以上の大事を成し遂げた。絶対に信念を曲げず、賢者の石を使わずに。

こう振り返ってみても本当に面白い作品だった。もうしばらく余韻に浸っていられるだろう。落ち着いたら一度見返すことにしよう。
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男性
誕生日:
1981/01/19
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アニメ鑑賞 ゲーム 読書
自己紹介:
難病筋ジストロフィーを病気に持ち、専門病院で療養している。というと可哀想に聞こえるが、テレビやパソコンを自由に出来るため、楽しく生活している。そのため、趣味に事欠かない。
体力的、機能的に制限があるので本当の自由とは言えないが。
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